きちんと毛穴ケアできていますか?

 

現役エステティシャンでコスメコンシェルジュ(R)のkanaです。

エステのお仕事をさせていただく中で、お客様からのお悩みのダントツナンバーワンは『毛穴トラブル』!

毛穴の開きや黒ずみ角質のつまり…

見ていると気になって仕方ない方なく、無理に角質を押し出してしまったり、ゴシゴシと洗顔をしてしまったりする方も多いのでは?

今回はそんなみなさんが抱えている毛穴ケアについてお話しします。

 

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毛穴の種類とスキンケア方法

目立つ毛穴のトラブルは「つまり毛穴・黒ずみ毛穴」「脂毛穴・開き毛穴」「たるみ毛穴・帯状毛穴」の3タイプに分けられます。
ご自身のお肌をよく観察して、適切なスキンケアを行うことがポイントです!

1 つまり毛穴・黒ずみ毛穴

<状態>

つまりやすくなっている毛穴に、皮脂や古い角質が混ざった汚れがつまることで目立っている

<特徴>

額から鼻のTゾーンと、小鼻付近の頬に多く見られる

<原因>
角質肥厚

 

肌の生まれ変わりの仕組みであるターンオーバーが正常ではない場合に角質肥厚が起ります。
肌の表面にある表皮では、毎日新しい細胞が生まれ、やがて角質細胞になり、古い角質はアカとなってはがれ落ちます。
このターンオーバーによって毎日少しずつ生まれ変わっているのですが、食事や睡眠などの生活習慣、ストレス、女性の場合は生理前など、これらが原因で引き起こされるホルモンバランスの崩れ、肌の老化、季節、間違ったスキンケアなどの影響で角化異常が起こり、古い角質がはがれ落ちずに肌にとどまることがあるのです。
すると角質層は厚く固くなり、毛穴がつまりやすい状態になります。

つまりやすくなっている毛穴に、古い角質やメイクアップ料などの汚れ、皮脂が混ざり合うことで、毛穴をふさぐ「角栓」がつくられ、毛穴の中でたまった皮脂が固まりつまった状態となります。

 

スキンケア方法

・落とすケア
毛穴をつまらせる原因となるメイクアップ料や皮脂、古い角質などの汚れをしっかり落とすこと。
つまった汚れは、こすれば落ちるわけではありません。
毎日のクレンジングや洗顔をやさしく丁寧に行います。
洗顔前に、入浴や人肌程度の蒸しタオルで温めたると、油性の汚れの流動性が高まり、角質が膨潤して皮脂や汚れが落ちやすくなります。
肌の状態が安定している時に、厚くなった古い角質を落とすピーリングやクレイパックなどを行います。
定期的に行うことで、毛穴トラブルを防ぐことができます。
古い角質を落とすスペシャルケアの後は、肌の水分が蒸発しやすく、また、紫外線の影響を受けやすくなります。
化粧水や乳液などによる保湿ケアと、日中はUVケアを行います。
洗顔も古い角質を落とすスペシャルケアもやり過ぎると、乾燥や肌あれなど、別のトラブルをまねくことも。使用方法を守って行います。

・補うケア
毛穴の汚れを落とした後は、毛穴が広がった状態のままにならないように、毛穴の周囲をふっくらとさせる保湿成分や、肌を引き締める収れん成分が配合された化粧水や美容液でケアを行います。

 

2 脂毛穴・開き毛穴

<状態>

皮脂分泌量が多く、皮脂腺の出口も大きくなって目立っている

<特徴>
顔全体、特に頬に多く脂っぽい

<原因>
過剰な皮脂分泌

 

毛穴は遺伝的な要素があり、皮脂腺が大きく発達していれば、毛穴は目立ちやすい傾向があります。
そして、皮脂の分泌量はホルモンの変化に影響を受けます。
男性ホルモンは皮脂の分泌を促進するため、男性の方が女性より皮脂分泌量が多くなります。
また、思春期にはこの男性ホルモンの分泌が増えるため、皮脂分泌量が増加します。

 

スキンケア方法
・落とすケア
皮脂分泌量が多く毛穴に汚れが溜まりやすいため、毎日のメイク落としや洗顔を丁寧に行います。
油分の少ないさっぱりタイプの洗顔料がおすすめです。
ただし、洗い過ぎると水分が不足し皮脂分泌を促進させ、さらにトラブルを深刻化させることもあります。
洗顔は1日2回行い、どうしてもテカリやベタつきが気になる時は、ティッシュで軽く抑えて皮脂を取り除くようにします。

・補うケア
皮脂分泌抑制成分が配合された化粧水や美容液で、皮脂の過剰分泌をおさえるケアを行いましょう。
また、肌を引き締める収れん成分もあわせて補うことで、徐々に毛穴を小さくする効果が期待できます。
油分が少なめのさっぱりタイプで心地よいスキンケアを。

3 たるみ毛穴・帯状毛穴

<状態>

毛穴が縦に長くしずく型にさがることで目立っている
<特徴>

頬に多い

<原因>
真皮のコラーゲンの減少や変性

 

真皮は弾力やハリを与える肌のベースです。
その約70%を占めるコラーゲン線維は、お肌の伸縮性やハリを保つ働きをしています。
コラーゲン線維は老化や紫外線、喫煙などによって働きが弱くなり、同時にコラーゲン線維を生成する細胞も働きが弱まるため、新しいコラーゲン線維が作られる量が減少してしまいます。
徐々にお肌のハリは失われ、重力にしたがって下方向へたるみます。
その時、毛穴も下方向に引っ張られることでしずく型に広がり、毛穴が目立つようになってしまうのです。
たるみ毛穴は真皮が衰えているサイン。
毛穴が目立つ部分だけではなく、全体的にハリをアップさせるためのケアをすることが大切です。

 

スキンケア方法
・補うケア
ハリをアップするコラーゲン産生促進成分や、細胞を活性化させる細胞賦活成分が配合された化粧水や美容液でケアを行います。
また、肌を引き締める収れん成分もあわせて補うことで、徐々に毛穴を小さくする効果が期待できます。

・守るケア
紫外線はシミやそばかすだけではなく、真皮にまでダメージを与えるためシワやたるみなどの原因にもなります。
日中は日焼け止めを使用することで、紫外線による真皮の衰えを予防しましょう。

 

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まとめ

的確で正しいお手入れ方法を実践すれば、現状より毛穴は目立たなくなり改善します。

毛穴ばかりに気を取られ、過度に手をかけすぎるとお肌のバランスを崩してしまう原因となってしまいます。

ポイントをきちんと押さえたケアが、毛穴レスなお肌へと繋がっていきます。

毛穴ケアも根気が必要ですので、すぐに諦めず日々のスキンケアで毛穴レスなお肌を目指しましょう。

 

 

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